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ウクライナ料理 平和支援の缶詰 - 読売新聞オンライン

 高知工科大の学生たちが、ウクライナ支援を目的に県産品を使った缶詰を開発し、3日、香美市内のスーパーで販売を始めた。「早くウクライナに平和が戻ってほしい」との願いを込め、同国の郷土料理をイメージした豚肉のバーベキュー「シャシュリック」などの缶詰を考案。収益は、県内の支援団体に寄付する。(飯田拓)

 学生は、授業で学んだ経営や経済の知識を生かした活動に取り組む「商品開発部」の11人。

 ロシアによるウクライナ侵略が続く中、学生たちは、自分たちの活動を通してできる支援を考えた。平和の象徴である「家庭の食卓」をテーマに、ウクライナのおいしい料理を多くの人に知ってもらおうと、缶詰作りを企画することにした。

 大学にいる同国出身の男性研究員から、平和だった幼少期に家族でクリミア半島でピクニックをした時の思い出の料理などについて聞き、メニューを考案。

 郷土料理のシャシュリックのほか、煮込みスープの「ボルシチ」、キャロットケーキの「モルコヴニツェ」の3種類に決め、缶詰メーカー「黒潮町缶詰製作所」にも協力してもらった。

 缶詰には、四万十ポークや土佐あかうしなどの県産品を使い、同製作所の担当者と話し合いながら、日本人の好みに合い、鮮やかな色を保てるよう試作を重ねた。

 缶詰のラベルは、同国の国旗と同じ青と黄色を基調とし、花などの 刺繍ししゅう を施した民族衣装「ヴィシヴァンカ」の柄を取り入れた。同国の町並みや子どものイラストも描いている。

 この日は香美市のスーパー「バリューかがみの店」と「バリューノア店」で、3種類のセットを3000円(税込み)で販売。99セットを売り上げた。購入した香美市の主婦(75)は「自分も物が手に入らない戦後に育ったのでウクライナのことが気になり、個人でも何かできることはないかと思っていた。困っている人のためになれば」と話した。4日も両店で販売し、10、11日には高知市の「とさのさとAGRI COLLETTO」で商品を並べる予定。

 収益は、同国から避難した人を支援する「高知ウクライナ友の会」に寄付する。

 開発、販売に携わってきた3年生近藤咲希さん(21)は「自分たちが学んできたことを生かし、少しでも役立てばと思って取り組んできた」と話していた。

 缶詰は約900セットを用意し、売り切れ次第終了。黒潮町缶詰製作所のホームページ(https://www.kurocanshop.com/SHOP/OEM24-04.html)からも購入できる。

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