国内サポートで格安3Dプリンター
最近の3Dプリンター事情でいうと、中国のECサイトならば1万5000円〜3万円で購入することができます。これらは「キット」タイプで、組み立てや調整作業が必要となります。ですが「cheero3D pro」は主要部品は全て組み立て済み。フィラメントホルダーとディスプレイを接続するだけですぐに使い始められます。
そして冒頭で述べたとおり造形可能なスペースが250mm✕220mmと大きく、これならプロトタイプ制作の需要はほとんど吸収できるんじゃないでしょうか。
ライブラリを使って直ぐに楽しめる
3Dプリンターを購入しても、モデルデータが無いとその性能を試すことはできません。その点「cheero3D pro」なら安心。各種iPhone用アクセサリでも知られる「cheero」ならではの、Apple Pencil充電スタンドやiPad用スタンドなどのニクいサンプルデータが用意されています。セットアップや動作確認をしながら、これらを使って便利なアクセサリをアウトプットしてみることができるわけです。
性能はどうなの?
さて、早速人気のユニティちゃんを出力してみます。©︎UCL/UCJ 立体出力データ変換 森山弘樹
どうですか? 中々の解像度じゃないですか?
©︎UCL/UCJ 立体出力データ変換 森山弘樹
そして、プリントアウト後に完成品を台から剥がす際は造形物が壊れにくく、そして剥がしやすい、それでいてプリント中にはズレないよう、プリント台のシートがマグネットになっているなど細かい所にも気が利いています。
3Dプリンターといえば気になるのは動作音なのですが、本機は抑揚なく鳴るタイプのため、今まで聴いた3Dプリンターの中でも、かなりの静音タイプと言えます。
プリント中に通話をしてみたのですが、電話越しの相手にはほぼ聴こえてこないようでした。オープンタイプの3Dプリンタとしては合格ラインの静音性でしょう。
▲こちらはサンプルデータをプリントアウトし、そのままヤスリもかけてない状態。ちょっとしたサンプルならこのままで良いんじゃない? くらいには仕上がっています。
フィラメントは安全性の高いPLA素材
「cheero3D pro」で利用可能なフィラメントは直径1.75mmPLA(ポリ乳酸)。ABSよりも低温で融解するPLAは、制作工程での微粒子の発生が少ないことで知られている素材。PLAフィラメントは植物由来の成分で構成されており、生分解性があることから、エコな素材とも言われています。熱収縮性もABSより少なく、反りや寸法の変化が起こりやすいとされる大型モデルの出力に適しているほか、摩耗性に対しても優れた特性を持っており、安全性に加え、プロトタイプやモックアップを作成するのにもってこいです。
▲「cheero3D pro」細かい製品仕様はこんな感じです。ちなみに付属のフィラメントガイドパーツは実際にこの3Dプリンターで出力したもの。
▲ソフトウェアは2種付属しており、Windows/Mac/Linuxに対応。数多くのモデルデータフォーマットの読み込みが可能です。
格安、高性能、大きな造形スペース、国内サポート付きの「cheero3D pro」。気になる方、もっと詳細が知りたい人は「「Cheero3D pro」公式」まで。
2019-12-21 00:00:00Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiOGh0dHBzOi8vamFwYW5lc2UuZW5nYWRnZXQuY29tLzIwMTkvMTIvMjAvZC1jaGVlcm8zZC1wcm8v0gEA?oc=5
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